インド洋に浮かぶ「楽園」として人気の島国モルディブで17日、ナシード大統領と閣僚らが潜水服に身を包み、深さ約6メートルの海中で閣議を開いた。異例のパフォーマンスは観光キャンペーンではなく、地球温暖化の危機を訴えるのが目的だ。(朝日新聞/2009.10.17)
●スローなコメント
「いつかは行きたい!」――モルディブはわたしにとって、そんな島国です。しかし、憧れの楽園も海面上昇の危機に瀕しています。海中で閣議をするという、ジョークのようなパフォーマンスも、国が沈むという深刻な問題を前にすると、笑えるような状況ではありません。とても行きたい国なのに、行けない国になるのは悲しいことです。
温暖化の原因となるCO2を吸収するには、排出を防ぐことと、吸収を増やすことの両面が必要です。例えば車1台の排気ガスで約2300kg/年のCO2が排出され、このCO2を吸収するには、スギが160本必要といわれます。現代文明を支えるには、多くの緑を必要とすることが分かります。ですから、わたしたちはエコライフを心がけ、日常生活でCO2を排出しない様、意識を高めたいものです。
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実際、この島で数日も過ごせば、誰もがもう都会には帰りたくないと思うようになるだろう。疲れていた体も、傷ついた心も、自然の中で元気を取り戻す。泳いだり、寝をしたり、寝そべって夕陽を眺めたり、気の向くままに一日を過ごす。そうすれば、気に入った映画を何本も見たような満たされた気持ちになっていく。この星に神様が用意してくれた特別な場所。それがモルディブではないだろうか。
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