●気になるニュース
牛肉産地偽装や菓子、総菜の不正表示問題で営業自粛中の高級料亭「船場吉兆」(大阪市)が全従業員を対象に募っていた希望退職に対し、期限の15日までに、正社員とパート従業員の計92人が応じる意思を示していたことがわかった。(朝日新聞/2007.12.15)
●スローなコメント
吉兆は昭和5年に創業者の湯木貞一が大阪新町に出店した名店です。91年に暖簾わけにより5つの料亭会社が設立されました。
企業の寿命は30年と言われます。これは長期に渡り信頼を得ることが、如何に至難であるかを示しています。どんなに利益が出ていても、ちょっとした油断で経営は崩壊します。80年近くかけて育てた吉兆ブランドは、1日で崩壊しました。レピュテーションという言葉がありますが、レピュテーションを何よりも大切にする経営マネジメントこそ求められています。
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