●気になるニュース
賞味期限の改ざんなどの不正で販売を中止していた北海道の土産菓子「白い恋人」が22日、約3カ月ぶりに新千歳空港の土産売り場などで販売再開された。(朝日新聞/2007.11.22)
●スローなコメント
 賞味期限の改ざんが記事になるとあちこちで「負の連鎖」が報道されます。そしてキャスターが「食の信頼性が崩壊した」と警告を発します。しかし物事はもっと掘り下げて、真の問題を追及して欲しいと思います。

 例えば「賞味期限」は文字通り、賞味の期限を示したものです。それを変更すること自体が直ちに問題ではありません。製造段階で×月×日を賞味期限に設定します。しかし×月×日が来ても賞味上、問題が無いのであれば○月○日に変更して構わないはずです。本当の賞味期限は製造後の保存状態により変動します。

 しかし今の報道は、期限の改ざんのみをスキャンダラスに取り上げるようです。環境面からみれば、実際は賞味出来るにも関わらず、表示上の期限が切れたら廃棄する方がもったいないのです。

 この種のニュースではコンプライアンスが声高に叫ばれます。しかしコンプライアンスの元、息苦しいだけの監視社会になることはやめて欲しいものです。
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