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世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチでの反則行為で、日本ボクシングコミッションによる亀田大毅選手(18)らに対する処分について、渡海紀三朗文部科学相は16日、閣議後会見で「処分は当然。スポーツはフェアプレー精神でやってもらわないと教育上良くない。(毎日新聞/2007.10.16)
●スローなコメント
わたしはビアホールでタイトルマッチを見ました。確かに亀田選手の反則は見苦しいと思いました。処分も納得です。
ただ文科相の発言にある「フェアプレー精神」という言葉に若干、引っかかります。確かに「フェアプレー精神」は大事です。でもプロスポーツとアマスポーツの違いを考慮するべきです。
たとえば「プロ野球」では乱闘(反則行為)が日常茶飯事です。しかし「高校野球」の乱闘はありません。もし「高校野球」で乱闘が起きたら、その学校は出場停止処分でしょう。これは「プロ野球」はスポーツショーであり、「高校野球」はスポーツ教育という違いからです。ショーと教育はどこかで区別するべきです。
こう考えると亀田選手への処分の重さはどこまで妥当性があるのでしょうか!?――感情に左右されず、時間をおいて考えた方がいいと思います。
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