●気になるニュース
民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日のテレビ番組で、小沢代表と福田首相の党首会談の「仲介者」が話題になった時、「私は読売新聞の渡辺主筆(から話があった)」と述べ、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長から鳩山氏にも「大連立構想」が持ちかけられたことを明らかにした。(朝日新聞/2007.11.08)
●スローなコメント
「う〜ん、なんで日本はこんな変な国家なんだろうなぁ〜」と唸る記事です。渡辺恒雄といえばマスコミ界のドンですが、そもそもマスコミの役割は、権力を牽制し抑制することです。それが権力構造を作り上げると、健全性を失います。また衆参ねじれ現象が問題視されていますが、そもそも二院制、政党政治はそうしたことを是とする考えです。もし「ねじれ現象」が悪なら、二院制を廃止し、一党独裁しかありません。
「一党独裁でマスコミが権力の側につく国家」――これが日本の政治家やマスコミが考える理想像なのでしょうか?
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世界を信じるためのメソッド/森達也
メディアと情報の洪水のなかで、ぼくらはなにを疑い、なにをどう信じ、考えていったらいいんだろう? いま子どもたちに、若い人たちに、そしてわれわれ大人にとって切実に必要で、もっともビビッドなメディア・リテラシー。
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