◆読書感想◆


145gの孤独

伊岡 瞬(著)
価格:\780(税込)
評価:★★★☆☆
 タイトルの145gとは硬球の重さです。主人公、倉沢はプロ野球の花形投手。しかし、死球を起こしたことがきっかけで、調子を落とし、現役を引退します。そして、付き添い屋という変わった仕事を始めます。

 物語は主人公が「付き添い屋」を通じて、様々な人生と接点を持ちます。ハードボイルド作家の特性からか、セリフやジョークがベタ臭く!?―若干、引きます(笑)。ただ、内容は面白いので、あっという間に読みきりました。

 主人公は「プロ野球の花形投手→付き添い屋」という転落?を心底から、受け入れようとはしません。ですから、何かにつけて、卑屈な態度が現れます。周囲はそのことを見過ごすしかありません。人生をどう生きるかは、結局のところ個人の責任です。物語はクールにそれを伝えています。(2010/03/25)

◆読感履歴◆

Up
パイナップルの彼方
American Pie
図解でわかるSaaSのすべて
The Adventures of Captain Underpants
The Deadly Dungeon
Alone in His Teacher's House
あなたがここにいて欲しい
Is He a Girl?
The Absent Author
かいじゅうたちのいるところ
The Lucky Lottery
絶対泣かない
Bad Girls
死者の学園祭
Lizzie Zipmouth
バッテリー
Matilda
100円のガムをトヨタ生産方式でつくる!
Encyclopedia Brown, Boy Detective
あ~ぁ、楽天イーグルス
Someday Angeline
ヘッテルとフエーテル
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