◆読書感想◆

Someday Angeline

Louis Sachar(著)
価格:\609(税込)
評価:★★★★★
 Angelineは8歳にも関わらず、その天才性ゆえ、6年生に入っています。しかし、クラスメートはAngelineを変人(Freak)と言います。そして担任の先生はAngelineを問題児とみなします。実際のAngelineは天才であることを除けば、ゴミ収集の運転手である父親が大好きな普通の女の子です。

 作品を読みながら、孤独なAngelineに”せつなさ”を感じました。ただ、唯一心が通じ合う友人”Goon”と”Mr. Bone”と呼ばれる女教師との接点により、せつなさのなかにも可笑しさを感じました。その為、終始楽しく物語の世界に触れることが出来ました。

 なかなかいい作品なのですが、現時点ではまだ翻訳されていないようです。わたしなりにその理由を考えました。ひとつは「飛び級」という日本には存在しない制度がテーマにある為、読者がイメージがつかみにくいこと。もうひとつは変なダジャレが多用されている為、原文を和訳するのが難しいことだと思いました。ただ、英語そのものはかなり易しいので、英語が得意でない人が洋書を読むのに適した一冊だと思います。(2010/01/07)

◆読感履歴◆
ヘッテルとフエーテル
ぼくのなかの黒い犬
起業するなら人材紹介ビジネス
Kidnapped at Birth?
小学五年生
Charlie and the Chocolate Factory
同級生
ペネロペ パリへ いく
新釈 走れメロス 他四篇
Charlotte's Web
巻くだけダイエット

さがしもの
高層の死角
ミッキーマウスの憂鬱
めがね日和
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