◆読書感想◆

40歳から伸びる人、40歳で止まる人

川北 義則(著)
価格:\480(税込)
評価:★★☆☆☆
 50の章立てで綴った人生後半の生き方提言。形式的・テーマ的には、河合隼雄先生の名著「こころの処方箋」と同じです。

 出版された時期が2003年であることを踏まえると、スロームーブメントに便乗した本だと思います。様々な著名人の言葉が引用され、分かり易い文章です。ただ、余り頭に残りませんでした。

 著者はマスコミ出身の為、スローライフを表層的に捉えることに長けていますが、本人自身の志向性とスローがマッチしていない様に思えます。その為か、言葉の重みを感じないのです。

 例えば「妻がスーパーの惣菜を買うことに対し、夫が『心のガス抜き』として寛大になるべき」との提言があります。しかし「ガス抜き」という言葉は、上の者が下の者を管理する時に使う言葉です。著者の頭には夫は妻よりも上位にあるという感覚があるのでしょうか!?新しいことを提言している割に、性格の古さを感じます。(2009/01/08)

◆読感履歴◆
疾走
まんがで読破・資本論
空中ブランコ
イニシエーション・ラブ
心まで盗んで
ドラッカーさんが教えてくれた
ショート・トリップ
私の奴隷になりなさい
堕ちた山脈
こころの処方箋
食堂かたつむり
責任に時効なし
宇宙のみなしご
カカシの夏休み
トコトンやさしい風力の本
床下仙人
上杉鷹山の経営学
思考のボトルネックを解除しよう!
イン・ザ・プール
レンタル・チルドレン
これで光触媒のすべてがわかる!
ララピポ

◆過去ログ◆
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