長崎は9日、64回目の原爆の日を迎えた。長崎市の平和公園で長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(市主催)があり、被爆者や遺族らが犠牲者を悼み、平和を誓った。田上富久市長は平和宣言で「核兵器のない世界を目指す」としたオバマ米大統領のプラハ演説を評価。(朝日新聞/2009.08.09)
●スローなコメント
 オバマ大統領のプラハ演説を聞いたとき、わたしは「これは凄いことだなぁ〜」と素直に感動しました。広島、長崎への原爆の投下を道義的責任と評価したオバマ大統領。アメリカ国民の大多数が原爆投下を戦争終結の手段として正当な行為として評価している現在においての発言だからです。アメリカの大統領でありながら、そこの立場だけで発言をするのではなく、相手の立場で話すことが出来る。――これは今までの主導者と決定的に違う点に思えます。

 しかし、式典には多数の国家の大使が参列したが、核保有国ではロシアのみしか参加していないとのこと。核の根絶への道のりは、まだまだ遠い印象です。
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