◆読書感想◆

めがね日和

本上 まなみ(著)
価格:\500(税込)

評価:★★★★☆
 元祖・癒し系といわれる本上まなみさんのエッセー。本人も”ゆるい作品”と書いている通りの内容です。

 しかし、単なる”ゆるい”で終わらないのが、流石、元祖たる所以だと思いました。動物や食べ物などに対する好奇心が異常に強く、本上さんが極めてマニアックな性格であることが伺えます。TVの司会でもそうした一面を垣間見ることが出来ますが、本で読むと改めてその性癖を感じます。

 また文章表現として、特徴的なのが擬態語の多さ!「へもい」など独特な形容詞を生み出すのが好きな本上さんですが、本書もオリジナルな擬態語のオンパレードです。そしてそれで何となく意味が伝わってしまうのが、恐ろしいところ。余りの擬態語の多さゆえ、文章が上手いとは感じませんが、何か天才性を感じる文芸です。(2009/11/03)

◆読感履歴◆
DIVE!!
東京奇譚集
魔法のポン・ピュン・ラン♪
時をかける少女
ぼくは勉強ができない
サラリーマンよ悪意を抱け
五分後の世界
ブルーベリー
しがみつかない生き方
子どもが育つ魔法の言葉
新・新幹線殺人事件
ショージ君の「サラ専」新聞
太陽の塔
終末のフール
数学物語
◆過去ログ◆
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#226〜270
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かっての読書遍歴

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