論 題
●気になるニュース
地域別の最低賃金改定を議論する厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」は8日、2007年度の最低賃金(時給)の引き上げ額の目安を19〜6円とする方針を固めた。(読売新聞/2007.08.08)
●スローなコメント
 最低時給の引き上げに関するニュースです。でもわたしには焼け石に水の方針としか思えません。そもそもいま、社会問題となっているワーキングプアは年収ベースで200万以下の人々です。仮に時給が6円上がったところで、12000円程度の年収増加しか見込めません。これで何が変わるのでしょうか?

 いま、わたしたちの社会は大量ワーキングプアが存在します。特に中高年は深刻です。彼らは妻を扶養し、子どもの教育費を捻出し、住宅ローンを抱えながら極貧生活を送っているのです。その状況をイメージするだけで心が痛みませんか?政府は事の重要さを認識していないように思えます。
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ワーキングプア日本を蝕む病
NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班

マンガ喫茶を住処とする若者、衰退する地方都市、睡眠時間四時間のシングルマザー、死ぬまで働かざるをえない老人、貧しさを受け継ぐ子どもたち…。明日は我が身の“ワーキングプア”とは。
語彙:ワーキングプア
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