論 題
●気になるニュース
「73人合格」実は1人だった−。大阪市住吉区の私立大阪学芸高校(生徒数約1500人)が、昨春の大学入試で、受験料約143万円を全額負担して成績優秀な1人の男子生徒に「関関同立」と呼ばれる関西の有名私立4大学(関西、関西学院、同志社、立命館)を受けるよう依頼。(スポニチ/2007.07.21)
●スローなコメント
高校を評価する指標は有名大学への合格実績数しかないのでしょうか?常々思うのですが、どうしてわたしたちは物事をひとつの方向からしか捉えられないのでしょうか?もし別な方向からの判断基準もあれば、このような低俗で刹那的な出来事は減るのではないでしょうか?
高校における教育の目的が大学合格しかないのなら高校生活など無意味でしょう。生徒は自分の志望する大学入試にターゲットを当てた授業を行う学習塾に魅力を感じるでしょう。教育崩壊の根源は教育現場にあるのではなく、現場に期待するわたしたちの価値観が崩壊しているように思えます。
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