◆読書感想◆
カープの美学
迫 勝則(著)
価格:\1,300(税込)
評価:★★★☆☆
タイトル通り「広島カープ」をこよなく愛する著者がありったけの「カープ愛」を書き綴った本です。長年のカープファンであれば、知っているであろう内容も多く、マエケン世代にとっても、カープの魅力を知るのにいい本です。
広島カープは12球団あるプロ野球チームの中でも異彩を放っています。それは巨人や阪神といった、いわばプロ野球界を牽引してきた名門球団とは間逆の立ち位置にあると思います。その最大要因は、ヒロシマという世界で始めて原爆が投下され、焼け野原になった街を復興させる象徴として、球団が設立した経緯があることです。企業の宣伝広告の為にある「プロの球団」とは決定的に違う価値あります。そこに美学があると言って、過言ではないと思います。かっての赤ヘル旋風もいまの13年連続Bクラスという屈辱も、すべてが「カープの美学」に寄るものに思えます。
でもファンとしては、今年(2011)はせめてAクラスに入って欲しいところですね。(2011/01/23)
◆読感履歴◆
◆過去ログ◆
#361〜405
#316〜360
#271〜315
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45
ほんのほん
かっての読書遍歴
スローな多読
戻る