◆読書感想◆


幽霊法廷

赤川 次郎(著)
価格:\530(税込)
評価:★★★★☆
 作家デビューから、30年に渡り、赤川次郎は数多くのキャラクターを生み出しています。なかでも幽霊シリーズに登場する女子大生、永井夕子は、もっとも象徴的です。本作は、幽霊シリーズの第20弾!!30年目にして、初の長編とのことです。

 携帯電話など、現代アイテムは登場しますが、人物のキャラクターは30年間変わりません。わたしのようなオールド赤川ファンにとって、この変わらなさに安らぎを覚えました。

 ただ、女子大生の語感は昔と今では異なります。わたしが大学生だった1980年代は、女子大生は、強烈な存在感を醸し出していました。今の時代から永井夕子を見ると、あの頃へのノスタルジーを感じます。 (2010/11/14)

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