◆読書感想◆


白銀ジャック

東野 圭吾(著)
価格:\680(税込)
評価:★★★★☆
 ゲレンデに爆弾を仕掛け、雪崩をおこすとして、スキー場関係者を脅迫する大規模なサスペンスです。テンポが良く、あっという間に完読しました。

 本書の面白さは犯人の動機です。単なるお金目当てか?それとも、スキー場に恨みを持つ者か?――動機視点で考えると、いっけん普通に見える登場人物も、犯人の可能性があると感じます。しかし、実際は予想を超える結果でした。「あ!」と驚きました。ただ、それは心地よい驚きではありません。ちょっと、現実感のない犯罪だと思いました。

 本作はスキーを題材した推理小説であることに共鳴しました。バブルの頃、わたしの頭のなかは、スキーでいっぱいでした。この本でも描写されていますが、あの頃は確かに1時間のリフト待ちはあたり前だったなぁ〜。(2010/10/24)

◆読感履歴◆


◆過去ログ◆

#376〜390
#361〜375
#316〜360
#271〜315
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45
ほんのほん
かっての読書遍歴

戻る