◆読書感想◆


The Suitcase Kid

Jacqueline Wilson(著)
価格:\889(税込)
評価:★★★☆☆
 ジャクリーン・ウィルソンは両親の離婚・再婚を子どもの視点で捉えた作品が多くあります。本書も同じ類です。主人公、アンディは10歳の女の子。兎のマスコット(ラディッシュ)を愛するちょっと引っ込み思案な子どもです。アンディの両親は離婚し、それぞれ子持ちの相手と再婚します。アンディは1週間ごとに、父と母が住む家に居候することになります。

 考えただけで切ない状況です。そんななかでもハッピーエンドとはいかないまでも、アンディにとって、ほどよい状態に落ち着きます。この辺りの微妙な描き方は流石、ウィルソンだと思いました。

 物語はA〜Zの章に分かれ、ひとつの章は見開き2ページ程度です。その為、少ない時間でも区切りのよい英語を読むことが出来ます。ただ、ストーリーが若干中だるみしてます。150ページを超える本ですが、冗長的な部分を除いて、100ページ程度にまとめたほうが良かったと思いました。(2011/01/03)

◆読感履歴◆


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