◆読書感想◆
ちょいな人々
荻原 浩(著)
価格:\570(税込)
評価:★★★★☆
面白い!!
荻原作品は、擬態語が効果的に使われ、作品にリズムを与えます。その感覚が好きです。本書はその良さが凝縮され、読んでハッピーな一冊となりました。
単に面白いだけではありません。「なるほど」と思わせる鋭い着眼に唸る場面もありました。例えば「犬猫語完全翻訳機」という作品。――犬や猫に、翻訳機を装着すれば、音声で犬、猫の気持ちを伝える商品が出てきます。確かにそんな商品があったら、飼い主は喜ぶでしょう。しかし、ストーリーは意に反して、ペットと人間の関係をシリアスに捉える結果となります。(2011/08/14)
◆読感履歴◆
◆過去ログ◆
#451〜465
#406〜450
#361〜405
#316〜360
#271〜315
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45
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