◆読書感想◆


Chemical Secret

Tim Vicary(著)
価格:\694(税込)
評価:★★★★☆
 英語学習者向けに語数が1000に限定された学習本。しかし、単なる英文でなく、とても興味深い内容でした。ページが薄く面白いので、多読に適しています。

 ”Chemical Secret”というタイトルから想像出来るとおり、テーマは「化学物質の謎」。家族を養う為、ペイントメーカーに勤める父。しかし、その会社は汚染物質を海に垂れ流す悪い会社でした。化学者である父親は、浄化装置の設置を社長に提案しますが、社長はコスト面から受け入れません。やがて有害物質により、アザラシの赤ちゃんが奇形で生まれます。娘はフィアンセと共に、ジャーナリスティックにその問題を取り上げます。そして、矛先は父へ向けられます・・・。

 作品から父親の葛藤が読み取れます。最後は寂しい・・・。面白かったのですが、もうちょっとハッピーな終わらせ方が良かったなぁ。(2011/07/23)

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