◆読書感想◆
FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン
広瀬 隆(著)
価格:\777(税込)
評価:★★★★☆
「いつか出るだろうな」と思っていたら、やっぱり出た広瀬隆の最新作。同氏が昨年出した「原子炉時限爆弾」は、浜岡をメインに取り上げていました。今は、やはり福島原発です。本書は難しい言葉を排除し、反原発の立場から、原発の危険性を訴えます。現在進行形の問題である福島について、新鮮な情報を提供しいます。
本書で広瀬氏は次の明確なメッセージを発信しています。
- 30歳以下の人、とくに若い世代、幼児、妊婦や若い女性は、約250キロメートルを最低限の退避圏として、できるだけ福島第一原発から遠いところへ恒久的な移住を考えて逃げる。
- 30歳を超えた個人は危険性を自ら判断し、人生を選択できるようにしたうえで、農家と漁業者を守るためにすべての出荷制限を取り払い、みながすべての放射能汚染食品を食べるほかない。
未来は子どもたちの為にあります。広瀬氏が書くとおり、わたしたちは子どもたちのことを最優先で考えなければなりません。(2011/05/20)
◆読感履歴◆
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