◆読書感想◆
原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある
武田 邦彦(著)
価格:\840(税込)
評価:★★★★☆
テレビで御馴染みの学者です。原発事故後、多数出現した「御用学者(放射能がバラマカレテモ危険ではないと言いつづける科学者)」ではありません。本書で著者は、日本の原発システムの歪みを指摘し、理論的に原発事故の危険性を解説しています。テレビ慣れした学者の文章だけあって、非常に読みやすい点が評価出来ます。
ただ、最後の方で「日本には安全な原発を作る技術がある」と書いてあり、「あれ!?原発を推進したいのかな?」と思わせてしまうところに、中途半端な論調を感じます。恐らく著者は「反原発」「原発推進」の二極論になることを否定しているのでしょうが、レベル7に相当する福島原発の事故を受けた今、学者としての考えを明確にしなくてはならないと思います。(2011/06/19)
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