◆読書感想◆
知らないと恥をかく世界の大問題
池上 彰(著)
価格:\798(税込)
評価:★★★★☆
テレビで何度も池上さんを見ていますので、敢えて著作を読む必要はないかと思っていました。今回、まともに氏の本を読んでみると、改めてニュースを分かり易く伝える術に長けていると感じました。
本書は2009年の世相を解説しています。これだけ分かり易いのであれば、毎年一冊、定期的に発刊して欲しいと思いました。
池上さんの分かり易さの要因は、表現の上手さと、押し付けがましくない意見の展開だと思います。例えば、米国の共和党と民主党について、政策の違いを以下の如く表現しています。
■共和党:アメリカさえよければいいという”一国主義”。■民主党:アメリカの国益を守る為に世界のなかでどうしたらいいかを考える”国際協調路線”――なるほど、とても分かり易い纏め方です。ただ、この文言を読んだ多くの方は、民主党に共鳴を抱くでしょう。そこが池上さんのレトリックに思えました。(2011/06/11)
◆読感履歴◆
◆過去ログ◆
#406〜450
#361〜405
#316〜360
#271〜315
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45
ほんのほん
かっての読書遍歴
スローな多読
戻る