◆読書感想◆


やる気の大学

千葉 智之(著)
価格:\1,575(税込)
評価:★★★☆☆
 自己啓発本。絵が多く文章も短いので、サクッ!と読めます。実践も簡単ですので、手元に一冊あると使える本かもしれません。

 わたしの頭に残った言葉は「卵を一つのカゴに盛るな」という一文。これは投資用語で、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという意味なのですが、本書では「ココロのガソリン」として、解説しています。「仕事以外にも自分の心の拠り所となる軸を作りましょう」という教えです。わたしの場合で、このサイトを更新し続けることがそうかもしれません。

 ただ、本の全体評価としては、読みやすい利点はあるものの、内容の浅さを感じます。本当にやる気を失った人が、本書を読んでも、効果がない気がします。内容の矛盾も感じます。前半で「ネガティブな話をする人とは付き合うな」と書いておきながら、後半では「ネガティブになったら、人に話して、スッキリしましょう」という様なことを述べています。これは「じこちゅーの極北」に思えますが、確かにそういう人であれば、悩みは少なくて済むかもしれません。(2010/08/14)

◆読感履歴◆


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