読 感
企業とは何か

P.F.ドラッカー(著)
価格:\2,520(税込)

評価:★★★★☆
◆読書感想◆
 P.F.ドラッカーは、日本の企業経営に、もっとも大きな影響を与えた思想家です。ドラッカーは言葉を大事にします。その為、ドラッガーの書籍は、ビジネス専門書のみならず、名言集の類も多く出版されています。ドラッガーの発する数々のフレーズが、わたしたちの耳や脳に、木霊の如く響きます。

 しかし、名言というのは、概して表現が哲学的・抽象的です。どうにでも解釈出来る曖昧さがあります。それでは、ドラッガーの思想を理解したことにはなりません。ですから、わたしはいいたいのです。「ドラッガーを読むなら、名言集から入るのでなく、専門書から入りなさい」。ドラッガーの思想は、数行のフレーズで要約されるほど、軽くはないのです。

 とりわけ「企業とは何か」は必読です。出版は1946年と、ビジネス書としては古典です。しかし、ここにはCSR(企業の社会的責任)の原型があります。今ならまだしも、60年前に企業家と、従業員、顧客、協力会社とのWIN-WINの関係を模索する発想は、圧倒的な先見性だと思います。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
アンチエイジングでいきいき長生き
チョコレート・ダイエット
見える化
楽しいナショナリズム
すごい生き方
脳と心の洗い方
子どもにつたえる日本国憲法
新米パパは育休さん
メガトレンド2010
狂食の時代
金持ち父さん貧乏父さん
ベルマークのひみつ
家族に伝える牛肉問題
なぜ企業は誠実でなければならないのか
ザ・コーポレーション
気候変動+2℃
宇宙を味方にする方程式
小3までに育てたい算数脳
原発被曝

◆過去ログ◆
#1〜15

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