◆読書感想◆
楽しいナショナリズム
島田 雅彦(著)
価格:\1,470(税込)
評価:★★★★☆
◆読書感想◆
小泉政権は、今までの政権に無いほど、ナショナリズムを意識させる5年間だったと思います。この間_自衛隊イラク派兵、日本人拉致問題、総理の靖国参拝、米国産牛肉輸入再開、平和憲法の見直し等、いろいろありました。何れの政治問題も、日本人の民族意識や、アイデンティティ確立が根っこのテーマにあります。小泉政権は、一貫して父なるアメリカに追従し、アジア近隣諸国をけん制しました。
本書は自称「サヨク」を名乗る著者が、独自の視点でナショナリストとなり、ナショナリズムの研究発表をしたものです。著者の魔術的な文章力のおかげで、とっつきにくいテーマも楽しく読めてしまう内容になっています。
まもなく誕生するであろう安倍政権は、より右傾化したナショナリズムを展開すると思います。これは3年前に書かれた本ですが、政権移譲の過渡期にある今、読むのに適していると思います。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
すごい生き方
脳と心の洗い方
子どもにつたえる日本国憲法
新米パパは育休さん
メガトレンド2010
狂食の時代
金持ち父さん貧乏父さん
ベルマークのひみつ
家族に伝える牛肉問題
なぜ企業は誠実でなければならないのか
ザ・コーポレーション
気候変動+2℃
宇宙を味方にする方程式
小3までに育てたい算数脳
原発被曝
◆過去ログ◆
#1〜15
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