読 感
狂食の時代
ジョン・ハンフリース(著)
価格:\1,995(税込)
評価:★★★☆☆
◆読書感想◆
イギリス人ジャーナリストによる「食の安全」に警告を発した名著。著者はジャーナリストですが、自ら酪農を行った経験があるようです。その為か、内容にリアリティを感じます。
一般的にイギリスというと「イングリッシュ・ガーデン」に代表される草花が彩る自然な風景と、癒しの空間がある印象です。しかし、現実のイギリスは少々異なるようです。著者は、今まで当たり前にあった風景が失われていると書きます。「『鳥がまったくいなくなった』『まるで石がごろごろ埋まった畑を耕すような感じだ』(本書135頁より)」。農業の生産性を追及する余り、多量の除草剤散布を行った為、大地のバランスが失われたのです。
勿論、イギリスに限った話しではありません。農業が腐ってしまったのは、生産者の責任だけではありません。消費者である私たちの責任が大きいと思います。著者は訴えます_「わたしたちは食に何を求めているのかをもっと考えなくてはいけない」。
読 感 (目的別)
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