読 感
なぜ企業は誠実でなければならないのか
高 巖(著)
価格:¥1,260(税込)
評価:★★☆☆☆
◆読書感想◆
CSR研究の第一人者によるこの本は、同分野の入門書として最適です。著者の講演会に加筆していることから、語り口調で分かりやすいのが特徴です。本のエッセンスは「誠実な経営とは私利私欲に走らず、真心をもってお客様と接することである。この態度がお客様の信頼を高め、投資の対象にもなる」ということです。
本の最後に松下電器の事例を取り上げています。話題になった同社製、石油温風機の不具合により発生した、死亡事故への対応です。松下は不具合製品を回収する為に、全国6000万箇所に葉書を送付し、3億枚以上のチラシを日本中に配り続けました。製品回収に要した費用は240億円を超えました。このような「妥協なき誠実さ」を著者は高く評価しています。確かにそう思います。しかし、松下だからこそ出来たともいえないでしょうか?資本力ない企業では到底、出来ないのも事実です。わたしはもう少し、中小企業におけるCSRへの取り組みも紹介して欲しいと思いました。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
ザ・コーポレーション
気候変動+2℃
宇宙を味方にする方程式
小3までに育てたい算数脳
原発被曝
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複合汚染
スローライフ入門
木を見る西洋人森を見る東洋人
沈黙の春
病気にならない生き方
いつからファーストフードを食べてきたか
フィット・フォー・ライフ
成功事例にまなぶ癒しのデザイン
リサイクルアンダーワールド
スローなビジネスに帰れ
スローなユビキタスライフ
日本をロハスに変える30の方法
街角のエコロジー
いきいきロハスライフ!
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