読 感
ザ・コーポレーション

ジョエル・ベイカン(著)
価格:¥1,890(税込)

評価:★★★☆☆
◆読書感想◆
 流行の企業の社会的責任(CSR)について、かなり辛らつで、的確な指摘をしています。企業を人間に喩えると、偏執的な自意識過剰という危険な性格を「社会的責任」という偽りの思いやりや、気遣いを示しています。しかし、企業は自分のこと以外、何一つ考えられない偏凶者としています。こんな精神病質的性格を持った企業であるから、環境汚染やスキャンダルは後を絶たず、問題が表面化した企業は氷山の一角に過ぎないのです。

 本を読んで感じたのは、わたしたちは「企業の社会的責任」という厚化粧の底にある、醜い顔を見る知恵を持たなければならないことです。企業にだまされるより、上手く利用する方法を考えなくてはいけないことです。何故なら、資本主義社会でしか生きられないのですから!
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
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沈黙の春
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