読 感
見える化
強い企業をつくる「見える」仕組み

遠藤 功(著)
価格:\1,680(税込)

評価:★★★☆☆
◆読書感想◆
 「企業は社会の公器である」―松下幸之助さんの名言です。確かに誰もが納得する言葉です。多くの人にとって、企業は、政治家や官僚より大きな存在です。企業は、社会からヒト、モノ、カネといった経営資源を預かり、必要な商品やサービスを提供します。わたしたちが、文化的な生活がおくれるのは企業があるからです。

 しかし企業が「社会の公器」である為には、わたしたちが企業を「信頼」することが大前提です。昨今、その「信頼」にヒビが入っています。名門企業の粉飾決算、悪質な取立てを行う金融機関、突然炎上する自動車…。企業が不祥事をおこし続ける根本原因は何でしょうか?

 そこで、本書は新しい経営のトレンドである「見える化」の入門書です。著者は「見える化」が、「信頼回復」のソリューションを提供すると訴えます。「見える化」は、「気づき→思考→対話→行動」という「影響連鎖」をもたらし、現場の問題解決が促進されるといいます。これは企業に勤める全ての人が、目を通すべき教科書だと思います。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
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メガトレンド2010
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金持ち父さん貧乏父さん
ベルマークのひみつ
家族に伝える牛肉問題
なぜ企業は誠実でなければならないのか
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気候変動+2℃
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原発被曝

◆過去ログ◆
#1〜15

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