読 感
家族に伝える牛肉問題

白井 和宏(著)
価格:¥1,000(税込)

評価:★★★★☆
◆読書感想◆
 この本はBSE問題だけに留まらない、グローバル経済における「食の歪み」を記録したノンフィクションです。とても内容が充実しているにも関わらず、税別952円は安いのひとこと!流石、光文社ペーパーブックスだと思いました。

 食品安全に関わる日・米・欧の取り組みの違いがよくわかります。また、安全な食品を好む、ロハス層についても手厳しいコメントをしているのが、興味深いと思いました。「『ロハスは中央集権・大企業主導、まさにアメリカ主導のニュービジネスである。』『ブームとしての、すなわち新商品を買うだけのスローやロハスが地球を救うと思っているのは、アメリカのお金持ちと日本人だけ』(本書第9章より引用)」_私も同感です。このままでは、ロハスが死語になる日は、そう遠くないかもしれません。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
なぜ企業は誠実でなければならないのか
ザ・コーポレーション
気候変動+2℃
宇宙を味方にする方程式
小3までに育てたい算数脳
原発被曝
使える弁証法
複合汚染
スローライフ入門
木を見る西洋人森を見る東洋人
沈黙の春
病気にならない生き方
いつからファーストフードを食べてきたか
フィット・フォー・ライフ
成功事例にまなぶ癒しのデザイン
リサイクルアンダーワールド
スローなビジネスに帰れ
スローなユビキタスライフ
日本をロハスに変える30の方法
街角のエコロジー
いきいきロハスライフ!

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