読 感
沈黙の春

レイチェル カーソン(著)
価格:¥2,520(税込)

評価:★★★★★
◆読書感想◆
 これは化学薬品による自然と人の破壊を警告した古典的名作です。健康と自然保護に関心の高いロハス層は必読です。発表は1962年_確かに古い部分もあります。DDT(有機塩素系農薬)を中心に記載されていますが、先進国では既にこの農薬は使用されていません(発展途上国では使用されているようですが・・・)。

 しかし、この本で警告している源流は、本質をつき全く色あせていません。「わずか二、三種類の虫を退治するために、あたり一面をよごし、ほかならぬ自分自身の破滅をまねくとは、知性あるもののふるまいだろうか」。_著者の言葉は、人間の論理がいかにもろいかを示しています。害虫を駆除する為に、殺虫剤を使用するという、一見まともな論理も、地球全体から見ればとんでもない発想です。そして、私たちは未だ、論理のもろさを克服出来ていません。

 「木を見て森を見ず」ではいけません。全体を想像(イマジン)する力が大切だと思います。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
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