読 感
複合汚染

有吉 佐和子(著)
価格:¥820(税込)

評価:★★★☆☆
◆読書感想◆
 環境汚染の警告を発信した本書は、日本版「沈黙の春」というべき1975年の作品です。今から30年以上前の作品にも関わらず、全く古さを感じません。むしろ、最近のニュースでは、農薬によるハト大量死や、石綿被害など、環境汚染による健康不安はより深刻さを増していると思います。一方、食品添加物の本がベストセラーになるなど、30年前と比較して、現代人の環境意識はかなり向上しています。これから30年先_日本が環境先進国になっていることを祈るばかりです。

 なお、評論文としてこの作品を見ると、ちょっと変な感じがしました。出だしは市川房江さんの選挙応援から始まります。青島幸男や菅直人などの有名人も登場し、結構面白いのですが、いつの間にか話しが途切れます。そして、ひたすら環境問題を論じるようになります。連載の途中で方向転換したのでしょうか??
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
スローライフ入門
木を見る西洋人森を見る東洋人
沈黙の春
病気にならない生き方
いつからファーストフードを食べてきたか
フィット・フォー・ライフ
成功事例にまなぶ癒しのデザイン
リサイクルアンダーワールド
スローなビジネスに帰れ
スローなユビキタスライフ
日本をロハスに変える30の方法
街角のエコロジー
いきいきロハスライフ!

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