静岡県熱海市で大型旅館「ホテル大野屋」を経営する大野屋本店は19日、静岡地裁沼津支部に民事再生手続きの開始を申し立てた。1936年開業の老舗(しにせ)旅館で、300人が一度に入れる大浴場「ローマ風呂」で知られるが、客数減で経営が破綻(はたん)した。負債総額は約21億5千万円。事業を継続しながらスポンサーからの支援を得るなどして再建を目指す。(朝日新聞/2010.11.20)
●スローなコメント
 熱海の大野屋といえば「ローマ風呂」が有名ですが、最近はゲーム会社コナミが発売した「ラブプラス+」で注目されたホテルです。ホテルにとっては、新たな客層が開拓されたということで、盛り上がっていたと思いますが、経営の建て直しまではいかなかったようです。

 1980年代までは賑わっていた熱海のホテル群。今では全く元気がありません。つるや、熱海グランドホテル、西熱海ホテル・・・思い出すと結構あります。かって泊まったが、今は亡き熱海の大型ホテル。わたしはどのホテルにも思い出がありますので、大野屋破綻の記事を読み、侘しさを感じました。

 なんやかんや言っても日本が世界に誇る観光スポットは熱海や草津などの大型旅館を抱える温泉地です。社員旅行などの団体旅行は過去の遺産。時代の流れで、淘汰されるのは、仕方ないことかもしれません。しかし、観光地そのものが廃墟になって欲しくはありません。
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