菅直人首相は13日、横浜市内で中国の胡錦濤国家主席と22分間、会談した。同席した福山哲郎官房副長官によると、首相は尖閣諸島について、日本固有の領土であるとの「確固たる立場」を伝えたという。胡主席も中国側の立場を主張した。(産経新聞/2010.11.13)
●スローなコメント
領土問題はお互いの国がお互いの立場を主張することしか出来ないでしょう。特に尖閣諸島は無人島であることから、島民が民主的に選択することも出来ません。こうしたニュースを見ると、国と国との関係構築には限界を感じます。
国と国を超えるのは、人と人だと思います。日本と中国の関係は良くありませんが、それぞれの国にいる人同士は、腹を割って話し合えるでしょう。わたしの職場は中国人も多いのですが、皆いい人ばかりです。そもそも人々に国境はなく、全ての人は地球に住んでいるという事実だけです。
しかし、国と国が余りにもギクシャクすると、少なからず人の気持ちに影響を与えます。領土問題で、お互いの国が主張を繰り返すことは必要ですが、その点を踏まえても関係を良くしていこうとする態度が必要だと思います。
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