原子炉時限爆弾

◆読書感想◆

広瀬隆(著)
価格:\1,575(税込)

評価:★★★★☆

　いま、福島原発が大変なことになっています。奇しくも本書はその６ヶ月前に出版されました。著者は１９８０年代、反原発ムーブメントのカリスマとして有名ですが、２０１０年においては、殆ど忘れられた存在だったかと思います。しかし、今回の原発震災により再び、注目をされることとなりました。

　ただ、テレビの震災報道を見ても著者は出てきません。著者の表現では御用学者が、レベル７（チェルノブイリ原発事故と同じ）に引き上げされた、今回の事故においても「安心、安全」を口にして、マスコミはそれをそのまま伝えます。わたしは鈍感な性格ですが、流石に今の原発事故の報道を見ていると、背筋が寒くなってきます。

　地震や津波が自然災害です。これはどうしようもありません。しかし、原発震災は人災です。一刻も早い脱原発を望みます。(2011/04/15）

◆読感履歴◆

◆過去ログ◆

#421～435
#406～420
#361～405
#316～360
#271～315
#226～270
#181～225
#136～180
#91～135
#46～90
#1～45

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