◆読書感想◆


Sarah, Plain and Tall

Patricia Maclachlan(著)
価格:\460(税込)
評価:★★★★☆
 ニューベリー賞受賞作品です。時代は19世紀。妻を亡くしたふたりの子どもを持つ農業を営む父が、新聞広告に再婚を求める記事を出します。そこにやってきた女性は、サラ。父親も子どもたちも、喜びます。しかし、サラが新しい住家を気に入ってくれるか、心配な様子です。

 ストーリーは終始穏やかで優しさに包まれています。かってテレビで人気だった「大草原の小さな家」を思わせます。音楽で喩えるとベートベーンの交響曲第6番「田園」のイメージ。

 惜しむべきは、この本は文字ばかりで、挿絵がないことです。視覚的な情景が浮かぶ作品ですので、挿絵があると、感覚的に捉えられ、もっと読み易い洋書になったと思います。(2011/02/11)

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