◆読書感想◆


The Cat Mummy

Jacqueline Wilson(著)
価格:\667(税込)
評価:★★★★☆
 とてもいい作品です。せつない気持ちになります。年をとった少女の愛猫が死にます。少女は愛猫をミイラにしようとします。猫をラップで包み、ワードロープに保管します。この部分は、ホラーを感じます。しかし、作品全体に少女のいじらしさが伝わります。少女は母親を早くから失っています。ミイラ(MUMMY)は、母(イギリス英語)に引っ掛けています。幼いときから一緒に住んでいた猫は、少女にとって母親代わりなのです。

 わたしも愛するペット(ハムスター)を失った経験があります。その辛さは想像以上に大きいものでした。流石にミイラにしようとは思いませんでしたが・・・。この少女が最後にしたように、わたしは、チャイハネで購入した木箱にの死骸を入れ、庭の木の下に埋めました。本を読みながら、あの時の状況を思い出しました。(2010/04/28)

◆読感履歴◆


◆過去ログ◆

#331〜345
#316〜330
#271〜315
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45
ほんのほん
かっての読書遍歴

戻る