ソニーのオンラインサービスから延べ1億人分超の個人情報が流出した恐れがある問題で、米下院エネルギー・商業委員会の公聴会での証言要請を同社が断っていたことが分かった。米議員は「受け入れがたい」と強く批判。さらなる追及に発展するのは必至だ。(朝日新聞/2011.05.05)
●スローなコメント
 ソニーは自ら管理出来ないシステムを作り、それを商売にしました。その結果、利用者ひいては社会に多大なる迷惑をかけています。この点で、起きた出来事は異なりますが、東電の原発事故と同じに思えます。

 個人情報の漏洩についていうならば、ネットが進行した現状において、完全に情報漏洩を防ぐのは無理なことかもしれません。しかし、漏洩が起きた際にどういった行動をとるかで、その会社の本質が見えてきます。

 残念ながらソニーは自らの失態において発生した問題を穏便に済まそうとしている様子が伺えます。日本を代表する先進的な技術を持つ企業なのですから、倫理的にも優れた会社であって欲しいと思います。
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