全国の百貨店の8月の売上高(新店や閉店の影響を除く)は前年同月比3.2%減となり、30カ月連続で前年実績を下回った。日本百貨店協会が17日発表した。猛暑の影響で、8月中旬から本格的に販売し始めた秋物衣料品が低調だったという。(朝日新聞/2010.09.17)
●スローなコメント
四季のある日本では四季の特徴がキッチリと反映されることで、商売が上手くつながります。冷夏であれば夏物は売れません。今年は激しい猛暑。夏物は売れたでしょうが、余りに猛暑が続いたことで、秋物が売れなくなったという皮肉な記事です。
元々、アパレルにとって7月・8月は春夏のバーゲンにあたる時期。9月から秋冬のプロパーシーズンになる訳ですから、9月に入っても猛暑が続く状況は、深刻な問題となります。
異常気象が異常と思えない昨今ですが、それは日本の景気にもよからぬ影響を与えます。景気が悪いと心も廃れてきます。新たな菅内閣では経済政策に力点を置くようですので、そこに大いなる期待をしたいと思います。
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