オートキャンプ人気に、復活の兆しが出ている。休日の高速道路料金が「上限1千円」となったことや、不景気でも安く楽しめると、再認識されたことが追い風になったようだ。(朝日新聞/2010.07.25)
●スローなコメント
オートキャンプ――この言葉を聞くと、わたしの脳は1995年にタイムスリップします。時はバブルが崩壊、それまでの高級シティホテルでのレストラン・ディナーや、リゾートホテルに宿泊して、リッチなスキー旅行を楽しむ時代から、安・短・近を楽しむお手ごろなオートキャンプが流行りました。「バブルが崩壊して、お金はなくなったけど、まだ遊びたいからオートキャンプだねぇ〜」といったところです。
わたしもブームに乗っかって、コールマンのツーバーナーを買い、RV社(スズキエスクード)を買い、難民キャンプの様相を呈した週末のオートキャンプ場に出かけて、悪戦苦闘しながら、コンロに火を灯した経験があります。
今回の復活は2009年に「100年に一度」と言われた大不況から上昇する流れに乗っているようです。それは景気の下り坂にいた95年とは逆に思えます。この流れが継続すれば、果たしてバブル景気が復活するのでしょうか?
その為には、人々がもっと「遊びたい!贅沢したい!」という気持ちを抱くことが必要でしょう。その高揚感が景気を活性化させるのでしょう。ヴェルナ−・ゾンバルトというかって経済学者の森永卓郎さんが著書「萌え経済学」で評価していた経済学者が「恋愛と贅沢と資本主義」という本でそんなことを書いているようです。
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