原発でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を燃やす「プルサーマル計画」について、電気事業連合会と電力各社は12日、従来計画を5年先延ばしし、「遅くとも15年度までに16〜18基で開始する」と発表した。不祥事やトラブルで地元了解が遅れ、来年度までとした当初計画が事実上困難になっており、国の原子力委員会も見直しが必要だとしていた。(朝日新聞/2009.06.13)
●スローなコメント
 物事は「やっていいこと」と「やってはいけないこと」に分けるとすれば、原発の推進は「やってはいけないこと」というのがわたしの考えです。

 日本は唯一の核被爆国ということで「核の根絶」を訴える義務があります。そのなかには「核の平和利用」という美名で覆い隠された、原発も入っているべきです。
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いま、世界が直面している現実的な「核燃料サイクル論」を展開。再処理・プルサーマル方式論とワンススルー方式論の2つのケースを想定し、その問題点と新世紀のエネルギー戦略を考える。
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