女王蜂の輸入のストップミツバチの不足や異変が全国的に取りざたされる中、岐阜近郊の養蜂(ようほう)業者らも影響を受けている。はちみつ作りや果樹の受粉などに欠かせないだけに、関係者は不安を募らせている。(中日新聞/2009.05.15)
●スローなコメント
 ミツバチが農業に果たす役割はとても大きいのですが、ミツバチ不足が深刻化しています。原因は特定されていません。しかし不気味です。

 かって読んだ「狂食の時代」という本では、イギリスの田舎で「鳥がいなくなる」状況をルポしていました。ここでは原因は除草剤の大量散布と指摘します。

 ある種の生き物が突然、減少するというのは、明らかに生態系の異常です。それは地球の生物多様性が失われていることを意味します。そして原因はひとつではないので解決は困難です。環境問題の難しさを感じる出来事です。
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