米政府が支援している米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)による巨額ボーナス問題をめぐり、米議会下院は19日、政府救済を受けている主な金融機関のボーナスの大部分を90%課税する法案を賛成328票―反対93票で可決した。(朝日新聞/2009.03.20)
●スローなコメント
 AIGの巨額ボーナス問題はまさに「あきれてものが言えない」といったところです。でもわたしはこの問題に企業の本質が見えます。

 企業は極めて自己中心的です。口では「お客様のため、社会のため」と耳障りのいい言葉を吐きながら、自分の都合しか考えていません。

 AIGは大きすぎて政府はつぶすことが出来ません。大きすぎる企業は、人々にとってとても厄介な存在です。日本でも企業の経営統合が相次ぎ、規模の経営を加速化させています。少数の大企業が支配する国家は、手がつけられないほど、災いを巻き起こしそうで不安です。
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