西松建設の違法献金事件で、民主党・小沢代表の秘書が逮捕されたと思ったら、今度は自民党・二階経産大臣の会計責任者が聴取されるとあって永田町は大騒ぎだ。(日刊ゲンダイ/2009.03.09)
●スローなコメント
 首都圏には2つの大きなタブロイド紙があります。ひとつは「夕刊フジ」もうひとつは「日刊ゲンダイ」です。今日、駅の売店で2紙を見て印象的だったのは「夕刊フジ」は「小沢身内からも辞任の声」と民主のゴタゴタを報じているのに対し、「日刊ゲンダイ」は「野党は二階大臣と漆間官房副長官の徹底追及が必要」と国策捜査を匂わせる報道をしていることです。

 政治がどうしようもないレベルまで落ちていることは周知の事実です。そこでわたしがマスコミに期待するのは、その前提にたったうえで、どのような政治のあり方が望ましいかを提案することです。それは各メディアの政治思想に立脚するはずです。(1)やはり自民中心の政治が安定しているから望ましい(2)民主に不安があっても政権交代が可能な二大政党制を推進したい(3)自民も民主も同じ穴のムジナ。ここはクリーンで庶民の味方、社民や共産の躍進を期待したい。――マスメディアは、分かりやすい形で自らのスタンスを展開して欲しいと思います。それが国民が政治に関心を向ける唯一の方法に思えます。
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