賞味期限が切れて2年が過ぎた炭酸飲料が10円、1年過ぎたチューブ入り調味料は38円−−。東京都江東区の食品スーパーが、「モッタイナイ商品」と称して賞味期限切れの格安商品を専用コーナーに陳列している。(読売新聞/2008.12.05)
●スローなコメント
「賞味期限の切れた商品を『賞味期限が切れた』ことを堂々とあかして格安で販売する」。――物議を醸し出しそうなニュースです。しかし盛んに言われる「食品偽装」の本質をついた商売といえます。
賞味期限の改ざんは不正です。しかし「賞味期限切れ」と食べられないことは同じではありません。そもそも製品の製造段階で賞味期限を設定したとしても、商品の保管状況により、実際の賞味期限は異なります。その為、メーカーは短めの賞味期限を設定します。
賞味期限の切れた食品を販売しなければ、その食品をどう扱うのか!?それは深刻な問題です。
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