●気になるニュース
麻生太郎首相は9日午前、ノーベル化学賞を受賞した下村脩・米ボストン大名誉教授に首相官邸の執務室から電話し、祝意を伝えた。(産経新聞/2008.10.09)
●スローなコメント
 一度に4人もの日本人が理学系ノーベル賞を貰うとは流石に驚きました。理科離れが深刻だと言われますが、今回の出来事が「理科少年」を排出するきっかけになればと思います。

 わたしは元々メーカー出身で、その会社には「基礎研究所」がありました。東大や京大出身者が多く、わたしのような凡人からすれば「すごい人」の集まりでした。しかし、そこでやっていることが、企業の利益にどのように結びつくのか、よく分からず、当時の上司は「あそこは金食い虫」と揶揄していました。

 確かに上司の言い分は一理あります。しかし「基礎研究所」を余りおろそかにすると、長期的の意味での発展は望めないと思います。企業も社会の一員です。特に一流と呼ばれる企業においては(基礎研究)を大事にして欲しいと思います。
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