●気になるニュース
ハム・ソーセージ大手の伊藤ハム(兵庫県西宮市)の東京工場(千葉県柏市)で使った地下水から有害なシアン化合物が検出された問題で、同社は26日、問題の期間中に10業者のソーセージなど13品目64万個も受託製造していたと発表した。(朝日新聞/2008.10.26)
●スローなコメント
 昨今は中国産の食材から有害物質が検出されるニュースが相次ぎました。そんな折、日本の工場で生産された食材まで有害物質が検出されたことで、消費者の間に不安が広がっています。

 しかし「何をいまさら!?」という感がします。ついこの間まで、消費期限の改ざんがクローズアップされていました。日本は偽装大国です。そのような国の工場で生産された食材に何を以って「安全」を確信するのでしょうか!?

 もうそろそろ、目覚めるときが来ています。私たちは大量生産、大量消費の時代に生きていますが、大量になればひとつひとつに対する気配りは減るのです。職人さんが一品一品、丁寧に作る時代は過ぎました。

 そんな時代に何を皆さんは選択するのでしょうか!?――危険だが安い食材を買って、家計コストを減らすか?地産地消の発想で、高くても安全が保証される食材にこだわるか?――結局は自己選択です。
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