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学習研究社は9日、小学生向け教材の「科学」「学習」などの家庭訪問販売について撤退を含め見直すと発表した。セールスレディーが家庭訪問で営業し、教材を届ける形態はコストがかかり、採算を悪化させていた。(毎日新聞/2008.05.09)
●スローなコメント
学研といえば「科学」と「学習」に代表される学習書籍を発行している会社というイメージが一般的です。
しかし実際の学研は学習書籍に限らず、相当な多角経営を展開しています。その中には「教育」と関連がなさそうな分野も含まれます。その結果、零細企業の多い出版業界にて、学研は大企業として君臨しています。
しかしわたしにはどうも経営戦略が見えないのです。極端な話、儲けがありそうなら何でもやる会社―ナベカマ式経営にしか思えないのです。
この経営スタイルは投資や戦略が分散しすぎる余り、事業の改善策が後手後手になる状況を生みやすいと思います。
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