病は気から
「病は気から」といわれますが、本当でしょうか!?――命題の真偽はともかく、心と体に相関性があるというのは本当です。人はホメオスタシスの機能により、体を正常に保とうとします。しかし、気の乱れによりホメオスタシスによる体の正常化が機能しない状態――それが病です。
漢方の世界では、病の原因は、自然環境・住環境による「外因」、人体内部に起因する「内因」、どちらにも属さない「不内外因」の三つに分かれます。例えば、わたしの職場はIT関連ということもあって、ストレスに満ちています。納期間近の開発に追われる人のなかには、そのことが悩みとなり、心が滅入り、病気になるケースがあります。これは「内因」による病といえます。
ところで病気になれば当たり前のように、わたしたちは、病院に行きます。そこで行われる西洋医療は対処療法(アロパシー)と呼ばれます。これは病気による、症状を抑えることを目的とした治療法です。アロパシーの発展が、現代医療の発展につながったことは言うまでもありません。対処療法は必要かつ大切な医療行為です。しかし問題もあります。それは対処療法は、症状を抑えることを目的としている為、その原因である病気を治すことにいたっていない点です。
「アロパシーがどんなに発達したところで、原因である目に見えない病気を治療しない限り、別なかたちで別なところから症状は現れるものです。(ホメオパシー in Japan/由井寅子(著))より」
ロハスピープルは、本来治療するべき「病気」に目をむけ、気の乱れを元に戻そうとする医療行為(代替医療)に注目しています。代替医療は西洋医療以外のすべてですので、多岐に渡っています。主な代替医療には、漢方、アーユルヴェーダ、ホメオパシーなどがあります。
因みにわたしの妻は、アロマテラピーをやっていますが、これも代替医療の一種です。アロマテラピーはヨーロッパでは医療行為として定着しています。アロマの香りによって、ストレスや体調不良を癒す働きがあります。最近は、企業でもアロマを取り入れることで、能率を高めようとする取り組みが行われるようになっています。例えば、ローズマリーの精油は、集中力を高め、頭をスッキリさせる作用があります。芳香器を使ってアロマの香りを漂わせることで、仕事の作業効率があがる効果が期待出来ます。
人はなぜ治るのか
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