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埼玉県吉川市で新聞販売店員の男性(35)方が全焼し、二男(12)が焼死した火災で、現住建造物放火の非行事実で児童相談所に通告された中学1年の長男(13)が「夏休みの宿題をやっていたのに、父親にテーマを変えろと言われムッとした。両親が寝る午後10時を待って火を付けた」と話していることが25日、吉川署の調べでわかった。(読売新聞/2006.08.25)
● Comment
事件の加害者(長男)は夏休みの宿題で「スポーツに関するリポート」をまとめていたところ、父親から「『もっと社会的なテーマで書け』などと怒られ、何を書いていいか分からずムッとした」と供述しているようです。勿論、少年の行為は許されるものではありません。しかし、ニュースを見る限りにおいて、父親に相当な責任があると思います。何故、父親は自分の子供が興味あるテーマを、頭ごなしに否定したのでしょうか?それは、父親が定めた価値基準に、子供のやりたいことが適合しなかったからです。しかし、その価値基準は父親が勝手に作ったものです。それを押し付けることが、どれほど、子供に息苦しいことかが想像出来ないものかと思うのです。
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