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インドの非政府組織(NGO)「科学環境センター」は、同国で製造・販売されている炭酸飲料「ペプシ・コーラ」や「コカ・コーラ」に、発がん性が指摘される殺虫剤成分が基準値を超えて含まれていると発表した。センターは3年前にも同様の調査結果を公表。当時、不買運動が広がったが、今回の調査結果ではさらに汚染が悪化しているという。・・・(中略)・・・3年前の調査では、地下水の汚染が主な原因とされた。政府は前回の調査結果を受けて残留農薬の安全基準値策定に乗り出したが、基準はいまだに公表されていない。(毎日新聞/2006.08.05)
● Comment
地下水の汚染と聞くと背筋がぞくぞくします。カーソン女史の名作「沈黙の春」の一文を思い浮かべるからです。「地下水が一面によごれるほどおそろしいことはないだろう。どこか一ヶ所の水に殺虫剤を入れれば、そこら中の水がよごれてしまうおそれがある。自然は外界と遮断された密室で仕事をすることは殆どない。地上に水を供給する、その仕事ぶりを見れば、すぐにわかる。・・・(中略)・・・だから、地下水が汚染すると、あたりの水という水がよごれてしまう。おそろしいことといわなければならない」(沈黙の春(レイチェルカーソン)/新潮文庫より)。要するに、地下水の問題はインドの問題ではありません。地球の問題なのです。ましてやコーラの不買運動などで解決されるものではありません。
読感:沈黙の春
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